インストール
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サーバ要件
Laravelフレームワークを動作させるには多少のシステム要件があります。もちろん、Laravel Homestead仮想マシンでは、要求が全て満たされています。ですから、Laravelのローカル開発環境としてHomesteadを活用されることを強くおすすめします。
しかし、Homesteadを使用しない場合は、以下の要件を満たす必要があります。
- PHP >= 5.6.4
- OpenSSL PHP拡張
- PDO PHP拡張
- Mbstring PHP拡張
- Tokenizer PHP拡張
- XML PHP拡張
Laravelのインストール
LaravelはComposerを依存パッケージの管理に使用しています。ですから、Laravelを始める前に、自分の開発機にComposerを確実にインストールしておいてください。
Laravelインストーラー
最初にComposerを使用し、Laravelインストーラーをダウンロードします。
composer global require "laravel/installer"
システムのどこからでもlaravel
が実行できるように、実行ファイルパスの$PATH
で、$HOME/.composer/vendor/bin
ディレクトリ(OSにより場所は異なります)を確実に指定してください。
インストールし終えたら、laravel new
コマンドにより、指定したディレクトリに真新しいLaravelプロジェクトを作成できます。例えば、laravel new blog
を実行すると、blog
という名前のディレクトへ、必要とするパッケージが全部揃った、真新しいLaravelがインストールされます。
laravel new blog
Composer Create-Project
ターミナルでComposerのcreate-project
コマンドを実行し、Laravelをインストールする方法もあります。
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel blog
ローカル開発サーバ
PHPがローカルにインストール済みで、PHPの組込み開発サーバをアプリケーションサーバとして使いたい場合は、serve
Artisanコマンドを使用します。このコマンドは、開発サーバをhttp://localhost:8000
として起動します。
php artisan serve
もちろん、より堅牢なローカル開発の選択肢として、HomesteadとValetも利用できます。
設定
Publicディレクトリ
Laravelをインストールできたら、Webサーバのドキュメント/Webルートがpublic
ディレクトリになるように設定してください。このディレクトリのindex.php
は、アプリケーションへ送信された、全HTTPリクエストを始めに処理するフロントコントローラとして動作します。
設定 Files
フレームワークで使用する設定ファイルは全てconfig
ディレクトリ下に設置しています。それぞれのオプションにコメントがついていますので、使用可能なオプションを理解するため、ファイル全体に目を通しておくのが良いでしょう。
ディレクトリパーミッション
Laravelをインストールした後に、多少のパーミッションの設定が必要です。storage
下とbootstrap/cache
ディレクトリーをWebサーバーから書き込み可能にしてください。設定しないとLaravelは正しく実行されません。Homestead仮想マシンを使用する場合は、あらかじめ設定されています。
アプリケーションキー
次にインストール後に行うべきなのは、アプリケーションキーにランダムな文字列を設定することです。ComposerかLaravelインストーラを使ってインストールしていれば、php artisan key:generate
コマンドにより、既に設定されています。
通常、この文字列は32文字にすべきです。キーは.env
環境ファイルに設定されます。もし、.env.example
ファイルをまだ.env
にリネームしていなければ、今すぐ行ってください。アプリケーションキーが設定されていなければ、ユーザーセッションや他の暗号化済みデーターは安全ではありません!
その他の設定
Laravelのその他の設定は、最初に指定する必要がありません。すぐに開発を開始しても大丈夫です! しかし、config/app.php
ファイルと、その中の記述を確認しておいたほうが良いでしょう。アプリケーションに合わせ変更したい、timezone
やlocal
のような多くのオプションが含まれています。
以下のようなLaravelのコンポーネントについても、設定しておいたほうが良いでしょう。
Laravelをインストールし終えたら、ローカル環境の設定も済ませてください。