5.0.16へのアップグレード
bootstrap/autoload.php
ファイル中の$compiledPath
変数を変更してください。
$compiledPath = __DIR__.'/../vendor/compiled.php';
4.2から5.0へのアップグレード
新しくインストール、その後で移行
推奨するアップグレード方法は、新しくLaravel5.0
をインストールし、それから4.2
サイト独自のファイルを新しくインストールした環境へコピーすることです。コピーするファイルにはコントローラー、ルート、Eloquentモデル、Artisanコマンド、アセット、その他あなたのアプリケーション限定のコードを含みます。
ローカル環境の新しいディレクトリーへLaravel5アプリケーションをインストールしてください。各手順の詳細は、以降で紹介します。
Composerの依存とパッケージ
追加しているComposerの依存パッケージを5.0アプリケーションへコピーするのを忘れないでください。SDKのような、サードパーティのコードも忘れずに。
リリース後しばらく、Laravel限定のパッケージはLaravel5と互換性がないかも知れません。Laravel5向きの対応バージョンが用意されるか、メンテナーに確認しましょう。Composerの依存パッケージをアプリケーションに追加したら、composer updata
を実行する必要があります。
名前空間
Laravel4のデフォルトでは、アプリケーションのコードに名前空間は使用されていません。そのため、例えば、全Eloquentモデルとコントローラーは、ただ「グローバル」な名前空間下に置かれています。手早く移行するには、Laravel5でも同様にグローバル名前空間下へ、それらのクラスを設置しましょう。
設定
環境変数の移行
新しい.env.example
ファイルを.env
へコピーします。古いバージョンの.env.php
ファイルに該当します。APP_ENV
やAPP_KEY
(暗号化キー)、データベース接続情報、キャッシュやセッションのドライバーのような値を適切に設置してください。
さらに、古い.env.php
ファイル中で変更した値を.env
(ローカル環境で本当に使用される値)と.env.example
(他のチームメンバーに参考にしてもらう値)にコピーします。
環境設定の詳細は、ドキュメントを読んでください。
注意: Laravel5アプリケーションを本番サーバーへデプロイする前に、適切な値を設置した
.env
ファイルを用意しておく必要があります。
設定ファイル
Laravel5.0では、特定の環境のために設定ファイルを指定する、app/config/{環境名}/
ディレクトリー構造はもう使われません。代わりに、各環境に用意する.env
へ設定値を移動します。それから、設定ファイル中でenv('キー', 'デフォルト値')
を使用して、値にアクセスします。config/database.php
設定ファイルに設定例があります。
config
ディレクトリー下の設定ファイルには、全環境に渡り変更しない値を直接設置するか、環境ごとに変化する値をロードするためenv()
を使うか、どちらかで設定値を指定します。
.env
ファイルにキーを追加したら、同様に参考値を.env.example
ファイルへ追加するのを忘れないでください。これにより、あなたのチームメンバーが自分の.env
ファイルを作成しやすくなります。
ルート
古いroutes.php
を新しいapp/Http/routes.php
へ、コピー&貼付けしてください。
コントローラー
次に、全コントローラーをapp/Http/Controllers
ディレクトリーへ移動します。このガイドでは名前空間を利用した以降を行わないため、composer.json
ファイルのclassmap
ディレクティブへ、app/Http/Controllers
を追加してください。次に、app/Http/Controllers/Controller.php
抽象ベースクラスから、名前空間を削除します。移行するコントローラーはこのベースクラスを拡張していることを確認してください。
app/Providers/RouteServiceProvider.php
ファイルの中で、namespace
プロパティをnull
に設定してください。
ルートフィルター
フィルターの定義をapp/filters.php
から、app/Providers/RouteServiceProvider.php
のboot()
メソッドの中へコピーします。app/Providers/RouteServiceProvider.php
にuse Illuminate\Support\Facades\Route;
の1行を追加し、Route
ファサードを使い続けられるようにします。
auth
とcsrf
のような、Laravel4デフォルトフィルターは移動しないでください。ミドルウェアとしてLaravel5に用意されています。ルートやコントローラーで、古いデフォルトフィルターの使用箇所(例えば、['before' => 'auth']
)を新しいミドルウェアを使用するように書き換えてください。(例えば、['middleware' => 'auth']
)
フィルターはLaravel5でも廃止されていません。カスタムフィルターを定義して、before
とafter
を使用し指定できます。
グローバルCSRF
デフォルトで、CSRF保護が、全ルートで有効になりました。これを無効にするか、特定のルートだけに手動で有効にしたいのでしたら、以下の行をApp\Http\Kernel
ファイル中のmiddleware
配列から削除してください。
'App\Http\Middleware\VerifyCsrfToken',
続いて、次の1行を$routeMiddleware
に追加します。
'csrf' => 'App\Http\Middleware\VerifyCsrfToken',
これで、個別のルート/コントローラーに対し、['middleware' => 'csrf']
を指定することで、ミドルウェアを追加できるようになります。ミドルウェアの詳細は、ドキュメントを参照してください。
Eloquentモデル
Eloquentモデルを設置するために、app/Models
ディレクトリーを作成することもできます。その場合、このディレクトリーをcomposer.json
のclassmap
ディレクティブへ追加してください。
SoftDeletingTrait
を使用しているモデルでは、Illuminate\Database\Eloquent\SoftDeletes
を使うように変更します。
Eloquentキャッシュ
Eloquentは、クエリー結果をキャッシュするためのremember
メソッドを提供しなくなりました。Cache::remember
機能を使用し、手動でクエリーをキャッシュする必要があります。キャッシュの詳細は、ドキュメントに全て記載されています。
User認証モデル
User
モデルをLaravel5の認証システム向けにアップグレードするには、以下の指示に従ってください。
useブロックから、以下の行を削除する
use Illuminate\Auth\UserInterface;
use Illuminate\Auth\Reminders\RemindableInterface;
useブロックに、以下の行を追加する
use Illuminate\Auth\Authenticatable;
use Illuminate\Auth\Passwords\CanResetPassword;
use Illuminate\Contracts\Auth\Authenticatable as AuthenticatableContract;
use Illuminate\Contracts\Auth\CanResetPassword as CanResetPasswordContract;
UserInterfaceとRemindableInterfaceインターフェイスを削除する
クラスで以下のインターフェイスを実装宣言する
implements AuthenticatableContract, CanResetPasswordContract
クラスの宣言で、以下のトレイトを取り込む
use Authenticatable, CanResetPassword;
この方法を取る場合、クラスのuse宣言ブロックから、Illuminate\Auth\Reminders\RemindableTrait
とIlluminate\Auth\UserTrait
を取り除いてください。
Cashierの変更
Laravel
Cashierで使用されていたトレイトとインターフェイスの名前が変更されました。BillableTrait
の代わりに、Laravel\Cashier\Billable
トレイトを使用してください。それとLarave\Cashier\BillableInterface
の代わりに、Laravel\Cashier\Contracts\Billable
インターフェイスを実装します。他の名前の変更はありません。
Artisanコマンド
古いapp/commands
ディレクトリーからコマンドクラスを全部、新しいapp/Console/Commands
ディレクトリーへ移動します。次に、composer.json
ファイルのclassmap
ディレクティブに、app/Console/Commands
を追加します。
それから、start/artisan.php
でリストしていたArtisanコマンドをapp/Console/Kernel.php
のcommand
配列へコピーします。
データベースマイグレーションと初期値設定
データベースにusersテーブルが既に存在しているでしょうから、Laravel5.0に含まれている2つのマイグレーションを削除します。
app/database/migrations
ディレクトリーのマイグレートクラスを、新しいdatabase/migrations
へ移動します。初期値設定(seed)クラスをapp/database/seeds
から、database/seeds
へ移動します。
グローバルIoC結合
start/global.php
の中のIoC結合は全て、app/Providers/AppServiceProvider.php
ファイルのregister
メソッドへ移動します。App
ファサードをインポートする必要があります。
そうした結合定義をカテゴリー毎に別々のサービスプロバイダーへ分割する選択肢もあります。
ビュー
app/views
中のビューを新しいresources/views
ディレクトリーへ移動します。
Bladeタグ変更
デフォルトでもセキュリティーを強化するために、Laravel5.0では{{ }}
と{{{ }}}
の両Blade記法で出力がエスケープされます。新しい{!! !!}
記法により、出力をエスケープせずにそのまま表示します。アプリケーションをアップデートする場合の一番安全な選択肢は、明らかにそのまま出力をしても安全なところでだけで、新しい{!! !!}
記法を使うことでしょう。
しかし、古いBlade記法を使わなくてはならないのでしたら、AppServiceProvider@register
の最後に、以下の数行を追加してください。
\Blade::setRawTags('{{', '}}');
\Blade::setContentTags('{{{', '}}}');
\Blade::setEscapedContentTags('{{{', '}}}');
これは気軽に行うべきではありません。XSS攻撃に対しアプリケーションを脆弱にしてしまうかもしれません。また、{{--
を使用したコメントは廃止されました。
言語ファイル
app/lang
下の言語ファイルは、新しいresources/lang
ディレクトリーへ移動します。
Publicディレクトリー
4.2
アプリケーションのpublic
ディレクトリーから、公開しているアセットを新しいアプリケーションのpublic
ディレクトリーへコピーします。5.0
バージョンのindex.php
は変更しないように気をつけてください。
テスト
app/tests
からテストを、新しいtests
ディレクトリーへ移動します。
その他のファイル
プロジェクトの他のファイルをコピーしましょう。例えば、.scrutinizer.yml
、bower.json
、その他の似たようなツールの設定ファイルなどです。
SassやLess、CoffeeScriptをお好きな場所へ移動しましょう。resources/assets
ディレクトリーがデフォルトの場所として最適でしょう。
FormとHTMLヘルパ
FormかHTMLヘルパを使用している場合、class 'Form' not found
かclass 'Html' not found
のエラーになります。FormとHTMLヘルパはLaravel5.0には含まれなくなりました。しかし、Laravel
Collectiveによりメンテナンスされているコミュニティー主体の代替パッケージが存在しています。
例えば、"laravelcollective/html": "~5.0"
をcomposer.json
のrequire
セクションへ追加してください。
それから、FormとHTMLファサードとサービスプロバイダーを追加する必要があります。config/app.php
を編集し、providers
配列に以下の行を追加します。
'Collective\Html\HtmlServiceProvider',
次に、aliases
配列へ以下を追加します。
'Form' => 'Collective\Html\FormFacade',
'Html' => 'Collective\Html\HtmlFacade',
キャッシュマネージャー
Laravelのキャッシュでファサードを使用せず、Illuminate\Cache\CacheManager
をコードで注入している場合、代わりにIlluminate\Contracts\Cache\Repository
を注入してください。
ペジネーション
$paginator->links()
の呼び出しを$paginator->render()
へ変更してください。
$paginator->getFrom()
と$paginator->getTo()
の呼び出しをそれぞれ$paginator->firstItem()
と$paginator->lastItem()
へ置き換えてください。
$paginator->getPerPage()
、$paginator->getCurrentPage()
、
$paginator->getLastPage()
、$paginator->getTotal()
の呼び出しから、"get"プレフィックスを取り除いてください。(例:$paginator->perPage()
)
Beanstalkキュー
Laravel5.0では、"pda/pheanstalk": "~2.1"
の代わりに、"pda/pheanstalk": "~3.0"
が必要になります。
Remote
Remoteコンポーネントは廃止されました。
Workbench
Workbenchコンポーネントは廃止されました。
4.1から4.2へのアップグレード
PHP 5.4+
Laravel4.2を動作させるにはPHP 5.4.0以上が必要です。
暗号化のデフォルト
app/config/app.php
設定ファイルに、新しいcipher
オプションが追加されました。このオプションの値は、MCRYPT_RIJNDAEL_256
にすべきでしょう。
'cipher' => MCRYPT_RIJNDAEL_256
この設定は、Laravelの暗号機能により使用される、デフォルトcipherをコントロールするために使用されます。
注意: Laravel4.2では、最も安全な暗号化であると考えられる、
MCRYPT_RIJNDAEL_128
(AES)がデフォルトの暗号化です。cipherをMCRYPT_RIJNDAEL_256
へ戻すことが必要になるのは、Laravel4.1以前のバージョンで暗号化されたクッキー/値を解読する場合です。
ソフトデリートは、トレイトを使用するようになりました
モデルのソフトデリートを使用している場合、softDeletes
プロパティーは必要なくなりました。SoftDeletingTrait
を次のように使用してください。
use Illuminate\Database\Eloquent\SoftDeletingTrait;
class User extends Eloquent {
use SoftDeletingTrait;
}
それから、dates
プロパティーにdeleted_at
カラムを追記してください。
class User extends Eloquent {
use SoftDeletingTrait;
protected $dates = ['deleted_at'];
}
ソフトデリート操作のAPIは、今までと変わりありません。
注意:
SoftDeletingTrait
は、ベースモデルで使用してはいけません。実際のモデルクラスで使用します。
View/PaginationのEnvironmentクラスの名前変更
もし、Illuminate\View\Environment
クラスか、Illuminate\Pagination\Environment
クラスを直接参照している場合、Illuminate\View\Factory
とIlluminate\Pagination\Factory
を代わりに参照するように、コードを変更してください。この2つのクラスは、機能をより良く表すように名前が変更されました。
ペジネーションプレゼンテーターの引数追加
Illuminate\Pagination\Presenter
クラスを拡張している場合、getPageLinkWrapper
抽象メソッドに、rel
引数を追加するように変更してください。
abstract public function getPageLinkWrapper($url, $page, $rel = null);
Iron.Ioキューの暗号化
Iron.ioキュードライバーを使用している場合、新しいencrypt
オプションをキュー設定ファイルに追加する必要があります。
'encrypt' => true
4.1.x以下から4.1.29へのアップグレード
Laravel4.1.29では、全データベースドライバーのカラムクオーティングが向上しました。Eloquentモデルにfillable
を使用していない場合の、複数代入に関する脆弱性からアプリケーションを保護します。複数代入されるのを防ぐためにモデルにfillable
プロパティを使用している場合には、アプリケーションに脆弱性はありません。しかし、guarded
を使用し、ユーザーがコントロールできる配列を"update"や"save”タイプの機能に渡しているのでしたら、複数代入のリスクにアプリケーションがさらされているため、4.1.29
へすぐアップグレードすべきでしょう。
Laravel4.1.29へアップグレードするには、composer update
を実行するだけです。このリリースには、ソース修正が必要な変更は含まれていません。
4.1.25以下から、4.1.26へのアップグレード
Laravel 4.1.26では、"Remember me"クッキーへのセキュリティーが強化されました。このアップデート以前は、Remeberクッキーが悪意のあるユーザーによりハイジャックされ、本当のユーザーがアカウントのパスワードをリセットしたり、ログアウトしたりしても、クッキーが長期に渡り有効なままにされてしまいました。
今回の変更により、users
テーブル(もしくはユーザー管理を行うためのテーブル)へ、新しいremember_token
カラムを追加する必要があります。この変更により、ユーザーがアプリケーションにログインするたびに、真新しいトークンが割り当てられます。このトークンはユーザーがアプリケーションからログアウトするたびに、再生成されます。この実装により、もしも"Remember
me"クッキがーハイジャックされても、アプリケーションからログアウトすれば、そのクッキーは無効になります。
アップデート法
最初に、新しいremember_token
(null値可能なVARCHAR(100)かTEXTなど)カラムをusers
テーブルに追加してください。
次に、Eloquent認証ドライバーを使用しているのであれば、User
クラスへ以下の3クラスを追加してください。
public function getRememberToken()
{
return $this->remember_token;
}
public function setRememberToken($value)
{
$this->remember_token = $value;
}
public function getRememberTokenName()
{
return 'remember_token';
}
注意:この変更により、現在使用中の"Remember me"セッションは無効となるため、全ユーザーはアプリケーションへの再認証を強制されます。
パッケージメンテナーの方へ
Illuminate\Auth\UserProviderInterface
へ、新しいメソッドが2つ追加されました。実装のサンプルは、デフォルトドライバーをご覧ください。
public function retrieveByToken($identifier, $token);
public function updateRememberToken(UserInterface $user, $token);
Illuminate\Auth\UserInterface
にも、「アップデート法」で説明している、新しい3つのメソッドが追加されました。
4.0から4.1へアップグレード
コンポーサー依存パッケージのアップグレード
アプリケーションをLaravel4.1へアップグレードするには、composer.json
ファイルの中のlaravel/framework
のバージョンを4.1に変更します。
ファイルの置き換え
public/index.php
ファイルをリポジトリーのこのファイルで置き換えてください。
artisan
ファイルをリポジトリーのこのファイルで置き換えてください。
設定ファイルとオプションの追加
app/config/app.php
設定ファイル中のaliases
とproviders
配列を更新します。変更する内容はこのファイルで確認して下さい。自分で追加したサービスプロバーダーとエイリアスを書き戻すのを忘れないで下さい。
新規にapp/config/remote.php
ファイルをこのリポジトリーから取得し、追加して下さい。
app/config/session.php
ファイルへ新しいexpire_on_close
設定オプションを追加して下さい。デフォルト値はfalse
です。
app/config/queue.php
ファイルへ新しいfailed
設定セクションを追加して下さい。セクションのデフォルト値は以下の通りです。
'failed' => [
'database' => 'mysql', 'table' => 'failed_jobs',
],
(オプション):app/config/view.php
ファイル中のpagination
設定オプションをpagination::slider-3
に変更することもできます。
コントローラーの更新
もし、app/controllers/BaseController.php
が頭のところでuse
文を使用していたら、use Illuminate\Routing\Controllers\Controller;
をuse Illuminate\Routing\Controller;
へ変更して下さい。
パスワードリマインダーの更新
パスワードリマインダーは自由度を増すために全体的に見なおされました。php artisan auth:reminders-controller
Artisanコマンドを実行し、作成される新しいスタブコントローラーを調べてみて下さい。もしくは、更新されたドキュメントを読み、それに従ってアプリケーションを更新して下さい。
app/lang/en/reminders.php
言語ファイルをこちらの更新済みファイルに合わせて変更して下さい。
環境決定の更新
セキュリティーの観点から、アプリケーションの環境を決定するためにURLのドメインはもう使用されなくなりました。これらの値は簡単に偽装でき、リクエストの環境を変更する攻撃が可能です。コンピューターのホスト名を利用するように、環境決定コードを変更して下さい。(hostname
コマンドがMac、Linux、Windowsで使用できます。)
ログファイルの単純化
今回よりLaravelは、app/storage/logs/laravel.log
ファイルのみを作成、使用するようになりました。しかし、この動作はapp/start/global.php
ファイルで設定できるままになっています。
Trailing Slashリダイレクトの削除
bootstrap/start.php
ファイルの中から、$app->redirectIfTrailingSlash()
の呼び出しを削除して下さい。この機能はフレームワークに含まれている.htaccess
ファイルで処理されるようになったため、メソッドは必要なくなりました。
次に、Apacheの.htaccess
ファイルを最後のスラッシュを処理する新バージョンへ置き換えて下さい。
現在のルートへのアクセス
現在のルートへアクセスするには、Route::getCurrentRoute()
の代わりに、Route::current()
が使えるようになりました。
Composerの更新
以上の変更を行ったら、アプリケーションのコアファイルを更新するために、composer update
を実行して下さい!クラスのロードエラーになった場合は、update
コマンドを--no-scripts
オプションを付け、実行してみてください。ですから、composer update --no-scripts
と実行します。
ワイルドカードイベントリスナー
ワイルドカードイベントリスナーは、ハンドラー関数の引数にイベントを渡さなくなりました。発行されたイベントを見つける必要がある場合は、Event::firing()
を使用してください。