コンポーサーのインストール
LaravelはComposerを依存パッケージの管理に使用しています。ですから、Laravelを始める前に、自分の開発機にComposerを確実にインストールしておいてください。
Laravelのインストール
Laravelインストーラーによるインストール
最初にComposerを使用し、Laravelインストーラーをダウンロードします。
composer global require "laravel/installer=~1.1"
laravel
コマンドが端末で実行できるように、~/.composer/vendor/bin
ディレクトリーへ実行PATHを通してください。
インストールが完了したら、あとはlaravel new
コマンドを実行するだけで、指定したディレクトリーに真新しいLaravelプロジェクトが作成されます。例えば、laravel new blog
と打ち込めば、blog
というディレクトリーに、必要な依存パッケージと一緒に、Laravelがインストールされます。このインストール方法は、Composerを使うよりも多少早いです。
laravel new blog
Composer Create-Projectによるインストール
また、ターミナルでコンポーサーのcreate-project
コマンドを実行して、Laravelをインストールすることもできます。
composer create-project laravel/laravel --prefer-dist
スキャフォールド
Laravelにはユーザー登録と認証のためのスキャフォールドが含まれています。このスキャフォールドファイルを削除するには、fresh
Artisanコマンドを使います。
php artisan fresh
サーバー要件
Laravelフレームワークには、多少のシステム動作要件があります。
- PHP バージョン5.4以上
- Mcrypt PHP拡張
- OpenSSL PHP拡張
- Mbstring PHP拡張
- Tokenizer PHP拡張
いくつかのOSでは、PHP 5.5を使用する場合、PHP
JSON拡張をインストールする必要があります。Ubuntuを使用する場合、apt-get install php5-json
でインストールされます。
設定
インストール後に最初に行うべきことは、アプリケーションキーへランダム文字列をセットすることです。コンポーサーでLaravelをインストールした場合、key:generate
コマンドにより、多分既に設定されているでしょう。
通常、この文字列は32桁です。キーは.env
設定ファイルへ設定されます。アプリケーションキーが設置されていないと、セッションや他の暗号化されるデーターは安全ではありません!**
Laravelのその他の設定は、最初に指定する必要がありません。すぐに開発を開始しても良いのです!しかし、config/app.php
ファイルと、その中の記述を確認しておいたほうが良いでしょう。アプリケーションに合わせ変更したい、timezone
やlocal
のような多くのオプションが含まれています。
Laravelをインストールし終えたら、ローカル環境の設定も済ませてください。
注意: 実働アプリケーションに対しては、
app.debug
をtrue
に設定してはいけません。
パーミッション
Laravelではパーミッションの設定が必要です。storage
とvendor
フォルダー下にWebサーバーからの書き込みアクセスを設定してください。
きれいなURL
Apache
index.php
をURLへ付けなくても利用できるようにするため、public/.htaccess
ファイルが最初からフレームワークへ含まれています。Apacheを利用し、Laravelアプリケーションを動かす場合、mod_rewrite
モジュールを確実に有効にしてください。
Laravelに付属している、.htaccess
ファイルが、皆さんのApache環境で動作しない場合は、以下の設定を試してください。
Options +FollowSymLinks
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteRule ^ index.php [L]
Nginx
Nginxでは、以下の仮想ホストの設定により、「きれいな」URLが使えるようになります。
location / {
try_files $uri $uri/ /index.php?$query_string;
}
もちろん、Homesteadを使う場合は、きれいなURLが自動的に設定されます。